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穐田 純也 記事一覧

ECナビ比較 黒物家電・カメラ担当|元家電量販店員

元家電量販店員。その後、国内最大手の商品比較メディア「マイベスト」に入社し、商品比較する専門家として黒物家電やガジェット、カメラなど数百点を超える商品を触って比較検証してきた。ヨドバシアキバでのカメラ・周辺機器販売6年、カメラセミナー講師、YouTube出演、日テレ「ZIP!」などのテレビ番組出演、経済誌への掲載も経験。自身の経験を活かし、現在はECナビ比較にてユーザーに寄り添う本質的な選び方やおすすめ情報を発信中。

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おすすめ商品比較表

商品名 リンク 最安価格 ポイント タイプ 対応OS 画面サイズ 筆圧検知 付属ペン クラウド連携
Wacom MovinkPad 11 WacomWacom MovinkPad 11 69,080 軽量で持ち運びやすい!専用ソフトも便利 スタンドアロン Android 14 11.45インチ 8192段階
XPPen Magic Drawing Pad XPPenXPPen Magic Drawing Pad 83,000 多機能な薄型モデルでどこでも本格的な作業ができる! スタンドアロン Android 14 12.2インチ 16384段階
HUION Kamvas Slate 11 HUIONHUION Kamvas Slate 11 44,999 滑らかに動く画面でイラスト制作も動画鑑賞も快適! スタンドアロン Android 14 10.95インチ 4096段階
TECLAST ArtPad Pro TECLASTTECLAST ArtPad Pro 35,899 安さ重視ならこれ!映画やゲームも楽しめる スタンドアロン Android 15 12.7インチ 4096段階
Apple iPad Air M3 AppleApple iPad Air M3 98,800 お絵描き用から仕事用までマルチに使える高性能モデル スタンドアロン iPad OS 11インチ
Xiaomi Pad 7 Pro XiaomiXiaomi Pad 7 Pro 84,980 ノートPCとしても使えるクリエイター向け スタンドアロン Android 15 11.2インチ 8192段階

パソコン不要な液タブのメリット

パソコン不要で思い立ったら気軽に絵が描ける

液タブでイラストを描く人
参照元: https://www.photo-ac.com/

パソコン不要で立ち上げや操作が簡単なため、思い立ったらすぐに使えるのが最大のメリット。パソコンの起動やコード接続の手間がかからず、イラスト制作のハードルが大幅に下がります

電源を入れてすぐに絵を描き始められるので、アイデアが浮かんだ際に素早くスケッチをとれるのも魅力です。とにかく描くことに集中したい人は、ぜひ活用してみてください

タイプによっては持ち運んで使える

XPPen Magic Drawing Pad
参照元: https://www.amazon.co.jp

タイプによっては気軽に持ち運べる設計で、出先でも快適に使えます。カフェや公園、旅先でも絵を描いたり、写真を編集したり多目的に使えるのが強みです。環境をこまめに変え、気分をリフレッシュしながら絵を描きたい場合は特に重宝しますよ。新幹線や飛行機などでの長時間移動を制作の時間に充てられるのも利点です。

また、家の中でソファやベッド、窓辺などリラックスできる場所に移動して使えるのも特徴。デスクに長時間向かうのが苦手でも、寝そべったり立ったり自分の楽な姿勢で制作に集中できます

パソコン不要な液タブのデメリット

高負荷な作業ではアプリが落ちる恐れがある

有効な対策
液タブに熱がこもらないよう冷却ファンを使う
動作が遅くならないようストレージを20%程度空ける
処理を軽減するためバックグラウンドのアプリを終了させる

1台で使える液タブはパソコンと比べて処理性能が低く、高負荷な作業をするとアプリが強制終了したり、フリーズしたりする恐れがあります。イラストのレイヤーを多く重ねたり、高解像度の重いファイルを扱ったりする場合は、特に落ちやすいので注意が必要です。

対策としては冷却ファンを付ける、ストレージを20%程度空ける、バックグラウンドのアプリを全て終了させるなどが有効。また、ファイルをこまめに保存しておくと、万が一アプリが落ちても全データを失う心配はありません。簡単なイラスト制作や写真、動画の編集なら問題ありませんが、高負荷な作業をする場合は対策しながら使いましょう。

筆者の画像ガジェットライター
穐田
そもそもPCで使えるアプリが使えない場合もある。PCで利用できたアプリが、PC不要の液タブでは利用できない場合もあるので要注意各アプリはWindowsやiPadOS用が作られていて、動作はOSに依存します。そのため、液タブで使えるのは、液タブに搭載されたOSに対応したアプリのみです。

パソコンで見るのと色が若干異なる

イラストの色が、液タブとパソコンで若干異なるのも気になるポイント。液タブでは鮮やかに見えた色がパソコンではくすんでいたり、輝度が異なって見えたりする場合があります。想定した色調でイラストを表示できないのは問題ですが、各デバイスのディスプレイは性質が異なるので色の差は基本的に避けられません。

色の差を軽減するには、ソフトのカラープロファイルをsRGBに設定するのがおすすめです。sRGBは国際標準規格のカラー設定で、一般的なデバイスで表示できる範囲に色が絞られています。広色域の規格と比べると色が少なめですが、どのデバイスで表示しても崩れない色だけでの色塗りが可能です。

パソコン不要な液タブの選び方

タイプで選ぶ

手軽さ重視ならOSを搭載のスタンドアロン型を選んで

Xiaomi Pad 7 Pro
参照元: https://www.amazon.co.jp

OSの種類 特徴
Windows あらゆるPCソフトが動作する。PC版PhotoshopやWindows専用ソフトのSAIなどを使いたい人向け。
iPadOS iPad専用のProcreateや、PC版と遜色ないレベルのCLIP STUDIO PAINTなどが使える。手軽にクオリティの高い絵を描きたい人向け。
Android ibisPaint Xや一部機能制限付きのCLIP STUDIO PAINTなどが使える。Windows、iPad OSより対応しているイラストアプリが少ないが、価格が安いのが魅力。

WindowsやAndroidなどのOSを搭載した、スタンドアロンと呼ばれる独立型は、液タブ1台で利用できるのが特徴。スマホやタブレットも接続する必要がなく、本体のみでイラストアプリが使えます。価格は高めですが、イラスト作成や動画、写真の編集などの作業のハードルをとにかく下げたい人におすすめです。

また、OS搭載のモデルは幅広いアプリをインストールできるので、動画視聴や読書も楽しめます。PC感覚で汎用的に使えるタブレットとして活躍するのも利点です。

コスパ優先の場合はデバイス接続型もあり

スマホやタブレットなどパソコン以外のデバイスと接続して使うタイプは、スタンドアロン型より安いのが特徴。スタンドアロン型が5〜10万円以上なのに対し、デバイス接続型は3万円前後で買えます。既存のスマホやタブレットを活かし、コストを抑えつつイラスト制作環境を整えたい人に最適です。

持ち運ぶならサイズは10インチ前後がおすすめ

Wacom MovinkPad 11
参照元: https://www.rakuten.co.jp/

パソコン不要の液タブを持ち運んで使いたい場合は、10インチ前後のサイズがおすすめ。A4ノートとほぼ同じサイズ感なので、バッグに入れて気軽に携帯できるのが魅力です。本格的なイラストが描ける余裕のある画面サイズで、カフェや移動中などの出先でも作業が捗ります。

一方、15インチ以上の大画面サイズは、据え置きで使うのに最適。デスクトップに匹敵するサイズ感で、イラストや漫画の制作、動画や写真の編集が快適に行えます。携帯性は低いですが、自宅のデスクで長時間作業する人にはおすすめです。

機能で選ぶ

描き心地重視なら筆圧検知は4096段階以上を選んで

Wacom MovinkPad 11
参照元: https://www.rakuten.co.jp/

4096段階以上の筆圧検知レベルなら、アナログに近い自然な描き心地でイラストを制作できます。デジタルイラストに不慣れな場合も描きやすいので、液タブ初心者も筆圧検知が4096段階以上のモデルを選ぶのがおすすめです。

また、より繊細な描写にこだわるなら、筆圧検知が8192段階以上のモデルを選びましょう。線の濃淡や掠れなどもリアルに表現できるので、プロレベルの作品制作に最適です。初心者であれば4096段階で十分ですが、本格的な漫画やイラストを描く人は8192段階以上の液タブを利用してみてください。

データ共有が簡単なクラウド連携対応モデルを選ぶ

クラウド連携機能があるモデルなら、液タブで描いたイラストをスマホやパソコンに簡単に共有できます。TwitterやInstagram、Pixivなどに作品をアップしやすいのが魅力です。誰かとイラストや漫画を共同で描く場合も、スムーズにデータを共有できて便利ですよ。

パソコン不要な液タブのおすすめメーカー3選

Wacom

液タブで有名なWacomでは、プロ仕様から初心者向けまで幅広い液タブを展開しています。パソコン不要の液タブは比較的高価なモデルが多く、本格的なイラストが描ける高性能な液タブを探している人におすすめです。サポートが充実している日本メーカーなので、万が一トラブルが発生した際も速やかに相談できます。

XP-PEN

XP-PENは、日本国内でWacomに次いで液タブが人気の中国メーカー。5〜6万円で購入できる入門モデルから、10万円以上のハイエンドモデルまで扱っています。高性能なチップを搭載していて作動が滑らかなモデルが多く、使用感重視の人も満足できる1台が見つかるでしょう。

HUION

HUIONは、2011年に誕生した中国メーカー。3万円前後のコスパに優れた液タブが充実しており、とにかく安くパソコン不要の液タブが欲しい人におすすめです。スタンドアロン型のモデルも多いので、予算や用途に合わせて豊富な選択肢から選びたい場合もチェックしてみてください。

パソコン不要な液タブのおすすめ6選

タイプ スタンドアロン 対応OS Android 14
画面サイズ 11.45インチ 筆圧検知 8192段階
付属ペン クラウド連携

軽量で持ち運びやすい!専用ソフトも便利

500mlのペットボトル1本よりやや重い程度の軽量設計で、バッグに入れて気軽に持ち運べます。出先でスケッチを描いたり、カフェや移動中にイラストを制作したりしたい人に最適です。画面をペンで長押しするとすぐにソフトが起動するQuick drawing機能があり、咄嗟のスケッチやメモも残せます。

また、下描きに適したWacom Canvas、本格的な漫画やイラスト用のCLIP STUDIO PAINT DEBUTの2年分のライセンスが付属していて、購入後すぐに使えるのも魅力。面倒なインストールや登録作業をせずにイラスト制作を始められます。

タイプ スタンドアロン 対応OS Android 14
画面サイズ 12.2インチ 筆圧検知 16384段階
付属ペン クラウド連携

多機能な薄型モデルでどこでも本格的な作業ができる!

厚さ6.9mmの薄型設計で、ノートのように気軽に持ち運べるスタンドアロンモデル。16384段階の筆圧検知に対応していて、アナログに近い繊細なイラストが描けます。12インチの大画面なので、大きなストロークで直感的に絵が描けるのも魅力です。

また、最大13時間稼働するロングバッテリーを搭載していて、出先でも充電を気にせず使えるのが強み。Micro SD対応で最大1TBまで容量を増やせるため、データもたっぷり保存できます。

タイプ スタンドアロン 対応OS Android 14
画面サイズ 10.95インチ 筆圧検知 4096段階
付属ペン クラウド連携

滑らかに動く画面でイラスト制作も動画鑑賞も快適!

滑らかに動く画面にこだわった、見やすさと操作性に優れた1台。4096段階の筆圧検知に対応していて、アナログに近い自然なストロークでイラストや字を描けます。動画やゲームもスムーズに再生できるので、趣味用のタブレットとしても便利です。

フルラミネーション技術で加工された画面を採用していて、描き心地が紙に近いのも強み。デジタルイラストに不慣れな人の入門モデルにも適しています。4万円台と比較的安く、コスパに優れているのも嬉しいポイントです。

タイプ スタンドアロン 対応OS Android 15
画面サイズ 12.7インチ 筆圧検知 4096段階
付属ペン クラウド連携

安さ重視ならこれ!映画やゲームも楽しめる

3万円台と比較的安く、コスパ重視の人におすすめのモデル。4096段階の筆圧検知に対応していて、気軽にイラストやメモを書き込めます。発色が鮮やかなUltra HDディスプレイ搭載で、カラーのイラスト制作も快適です。映画やゲーム、音楽のサウンドモードがあり、エンタメ用としても活躍します。

タイプ スタンドアロン 対応OS iPad OS
画面サイズ 11インチ 筆圧検知
付属ペン クラウド連携

お絵描き用から仕事用までマルチに使える高性能モデル

高性能チップを搭載し、本格的なイラスト制作から仕事までマルチにこなせるハイエンドモデル。高価ですが、動画や写真の編集、DTMなど負荷の高いクリエイティブな作業も快適にこなせます。商業用の漫画やイラストを描きたいプロにもおすすめの高性能モデルです。11インチとコンパクトで持ち運びやすく、出先や移動中でも快適に作業ができます。

タイプ スタンドアロン 対応OS Android 15
画面サイズ 11.2インチ 筆圧検知 8192段階
付属ペン クラウド連携

ノートPCとしても使えるクリエイター向け

紙のような快適な描き心地と鮮やかさを兼ね備えた、高精細ディスプレイを採用。イラスト制作から動画や写真の編集までマルチにこなせる、クリエイター向けモデルです。別売りのキーボードと接続してノートPCのように使えるのも魅力。また、AIアート機能を使えば、シンプルな線から本格的なイラストを短時間で制作できます。

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