著者

穐田 純也 記事一覧

ECナビ比較編集部 ガジェット・PC担当ライター|元家電量販店員

元家電量販店員。その後国内最大手の比較メディアで、商品比較する専門家としてガジェットやカメラなど数百点を超える商品を触って試してきました。ヨドバシアキバでのカメラ・周辺機器販売6年、カメラセミナー講師、YouTube出演、日テレ「ZIP!」などのテレビ番組出演、経済誌への掲載も経験。自身の経験を活かし、最新ガジェットやトレンドの情報を発信中です。

ECナビ比較はAmazonアソシエイト・プログラム、楽天アフィリエイト、バリューコマース アフィリエイトを始めとする各種アフィリエイトプログラムに参加しています。
本記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がECナビ比較に還元されることがあります。

おすすめ商品比較表

商品名 リンク 最安価格 ポイント 耐熱仕様 防水性能 重さ 常時点灯
Amazfit T-Rex 3 48mm AmazfitAmazfit T-Rex 3 48mm 39,900 耐熱70度でサウナにも強い 10ATM 約68.3g
Xiaomi Band 9 Active XiaomiXiaomi Band 9 Active 2,980 とにかく安く防水性能も高い 5ATM 16.5g(ストラップを含まず)
Instinct 3 45mm AMOLED GarminInstinct 3 45mm AMOLED 72,455 人気ブランドの高耐久モデル 10ATM 53g
GARMIN Instinct 2 Dual Power GarminGARMIN Instinct 2 Dual Power 56,430 ソーラー充電にも対応した高耐久仕様ウォッチ 10ATM 52g
Xiaomi Smart Band 10 XiaomiXiaomi Smart Band 10 6,280 かつて人気だったサ活バンドの後継機 5ATM 15.95g(ストラップを含まず)
HUAWEI Band 10 Aluminum Edition HUAWEIHUAWEI Band 10 Aluminum Edition 8,580 格安なのに多機能で大画面 5ATM 約15g(ストラップを含まず)
Haylou Solar Pro HaylouHaylou Solar Pro 9,214 格安ながら耐熱50度を謳いIP68も対応 2ATM 45g
‎Redfire スマートウォッチ KC82 ‎Redfire‎Redfire スマートウォッチ KC82 6,680 スマートウォッチ最安級なのに70度の耐熱を謳う 1ATM 記載なし

サウナでスマートウォッチを使用するメリット

サウナに入る女性
参照元: https://o-dan.net/ja/

メリット
タイマー機能の使用や時間を確認できる
心拍数を確認できる

タイマーや腕時計として正確な時間管理が出来る

サウナ室には通常12分計や砂時計が置かれています。しかし、施設によっては時計類が何も無いところもあるため、スマートウォッチがあると時間が確認できて便利です。

入室してから何分で出るようにしたい場合にも、スマートウォッチのタイマー機能を活用できます。正確な時間管理が可能になるのが利点です。

心拍数を確かめられる

サウナ、水風呂、外気浴を繰り返すと「ととのう」という状態が味わえますが、気持ち良くととのうには、心拍数が通常時の2倍になるまでサウナに入ると良いと言われています。心拍数が測れるスマートウォッチを着けていれば、感覚ではなく数値で確認できるのがメリットです。

サウナでスマートウォッチを使用するデメリット

デメリット
故障や事故につながる場合がある
サウナで壊れるとメーカー保証対象外になる

故障や事故につながる場合がある

スマートウォッチは高温多湿な環境での使用は基本的に推奨されておらず、サウナで使うと壊れる恐れがあり、最悪の場合発火や爆発の危険があります

周囲の方や施設に迷惑をかけてしまうリスクがあるため、可能な限り熱に強く耐水性にも優れた機種を選んだうえ、自己責任のもと使用するか判断しましょう。

サウナで壊れるとメーカー保証対象外になる

大多数のスマートウォッチはサウナでの使用が推奨されていないため、サウナが原因で故障してもメーカー保証対象外となり交換や無料修理ができません。サウナにスマートウォッチを持ち込む際は細心の注意を払いましょう。

サウナ向けスマートウォッチの選び方

サウナでスマートウォッチを見る人

サウナ向けスマートウォッチを選ぶポイント
耐熱温度の高い商品が絶対におすすめ
シャワーではIPXをチェック
水風呂やお風呂では気圧防水をチェック
常時点灯機能付きだと普段使いで便利
リーズナブルな価格だと試しやすく高コスパ

耐熱温度の高い商品が絶対におすすめ

サウナ室のサウナストーン
参照元: https://unsplash.com/

スマートウォッチの耐熱温度は通常40度ほど、高くても70度程度のため、50〜120度近いサウナ室の温度には耐えられないものがほとんど。しかし、少しでも壊れにくいスマートウォッチを選ぶために、できるだけ耐熱温度の高い商品を選びましょう

なお、タフなスマートウォッチの代表と言えるApple Watch Ultraは動作温度は最大55度。それ以上の高温に耐えられることを謳っているモデルなら、サウナでも動作する可能性が高いと言えます。

ただし、使用時には濡れたタオルでくるんで温度が上がらないようにする工夫も必ず行うようにしてください。

 筆者の画像家電ライター 穐田 サ活バンドも安全性向上の仕様変更あり一部サウナーから支持されたXiaomi Smart Band 7。動作範囲外の高温でもシャットダウンせずサウナで使えると話題でしたが、後継モデルではシャットダウンが頻発。これは、バッテリーの安全装置を強化したことによる変更とメーカーの中の人から発表がありました。バッテリー特性上、安全第一であるなら仕方ない部分でしょう。

シャワーへの耐久性はIPXをチェック

スマートウォッチがどの程度水に濡れても耐えられるかは「IPX」の数値で判断が可能です。IPXとは、2003年に国際電気標準会議で定められた基準で0から8等級まで分かれています。最も防水性能が高いのは「IPX8」で、水面下でも使用可能。シャワーを浴びる時もスマートウォッチを着用するならIPX4以上の商品を選びましょう。

等級 保護されている度合い テスト方法
IPX0 水の浸入に対して保護されていない テストなし
IPX1 垂直に落ちてくる水滴による有害な影響はない 200mmの高さから3〜5mm/分の水滴を10分
IPX2 垂直より左右15度内以内からの降雨によって有害な影響はない 200mmの高さから15度の範囲3〜5mm/分の水滴を10分
IPX3 垂直より左右60度内以内からの降雨によって有害な影響はない 200mmの高さから60度の範囲10リットル/分の放水を10分
IPX4 いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響はない 300〜500mmの高さから全方向に10リットル/分の放水を10分
IPX5 いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響はない 3mの距離から全方向に12.5リットル/分30kpaの噴流水を3分
IPX6 いかなる方向からの水の強い直接噴流によっても有害な影響はない 3mの距離から全方向に100リットル/分100kpaの噴流水を3分
IPX7 規定の圧力・時間で水中に没しても水が浸入しない 15cm〜1mの水面下で30分間
IPX8 水面下での使用が可能 メーカーと機器の使用者間の取り決めによる

水風呂やお風呂では気圧防水をチェック

風呂の縁に置かれているスマートウォッチ

スマートウォッチがどの程度の水圧に耐えられるかを表した数値が「ATM」です。一般的なスマートウォッチは「3ATM」、「5ATM」、「10ATM」レベルの商品が多く、着けたまま水風呂に入るなら最低でも5ATMの防水性能が必須です。

なお、10ATMのスマートウォッチは、マリンスポーツにも耐えられる防水性を誇りますが値段は高い傾向にあります。

気圧防水の性能 推奨されている環境
3ATM 日常生活での汗や水しぶきに耐えられる防水性能
5ATM 水泳にも耐えられる防水性能
10ATM サーフィンやダイビングでも耐えられる防水性能

常時点灯機能付きだと普段使いで便利

アナログ画面のスマートウォッチ
参照元: https://unsplash.com/

最新のスマートウォッチには、ディスプレイが常時点灯する「AOD(Always On Display)」機能が搭載されているモデルもあります。腕を傾けて画面を点灯させるひと手間が掛からないので、使い勝手が良いです。ただし、照明の暗いサウナ室では、ほかの人の迷惑になってしまう恐れもあるため気をつけましょう。

おすすめメーカー3選

Amazfit(アマズフィット)

Amazfit T-Rex 3
参照元: Amazon.co.jp

世界的なスマートウォッチブランド

Amazfitは世界的なスマートウォッチメーカー、Zepp Healthのスマートウォッチブランドです。タフネスなスマートウォッチからシンプルな丸型スマートウォッチまで、様々な商品をラインナップしています。

全体的にコスパの良さが光るメーカーでもあり、高い耐熱性を持ちながらも他社のハイエンドモデルよりも割安な機種も販売中。下記で登場するXiaomiのスマートウォッチを製造していたこともあるほど、品質も優れています。

Xiaomi(シャオミ)

 Xiaomiのスマートウォッチ
参照元: https://www.amazon.co.jp/

スマートフォンメーカーとして創業

Xiaomi(シャオミ)は2010年にスマートフォンメーカーとして創業した、中国の総合家電メーカーです。現在もスマートフォンを中心に販売していますが、タブレットやスマートウォッチなどの関連商品も取り扱っています。

サウナで使えるスマートウォッチとしても非常に人気があり、特に高温による強制終了になりにくかったのが人気の理由。近年のモデルは安全性が向上したことで高温による強制終了が起こるため、一時期よりサウナーからの人気は落ちたものの、性能とコスパの良さで様々な人から熱い支持を受けています。

HUAWEI(ファーウェイ)

 HUAWEIのスマートウォッチ
参照元: https://www.amazon.co.jp/

パソコンやタブレットも販売する中国メーカー

HUAWEI(ファーウェイ)は中国の大手通信機器メーカです。パソコンやタブレット、ウェアラブル端末まで幅広いアイテムを取り扱っています。

HUAWEIのスマートウォッチはバッテリーの持ちが良く、1度フル充電すれば14日間使えるものもあるところが魅力。また、Androidスマホとの相性も良いため、Androidユーザーにおすすめできるメーカーです。

サウナ向けスマートウォッチのおすすめ8選

耐熱仕様 防水性能 10ATM
重さ 約68.3g 常時点灯

耐熱70度でサウナにも強い

スマートウォッチのなかでは非常に珍しく、70度までの高温に耐えると明確に書かれている機種。実際のサウナの室温を踏まえると、サウナでの使用にも十分耐えられるでしょう。

スマートウォッチとしてもトップクラスに高性能で、常時点灯にも対応。各種アクティビティの自動検出や睡眠分析機能も搭載しています。

耐熱仕様 防水性能 5ATM
重さ 16.5g(ストラップを含まず) 常時点灯

とにかく安く防水性能も高い

Xiaomiのスマートウォッチのなかでも最安級のバンド型スマートウォッチ。軽量で付けていることを意識させないため、ずっと身につけていられるデバイスです。

耐熱仕様とは謳っていないものの、比較的高温でも使えるとのレビューが多く見られます。価格もとにかく手頃なので、まず試してみたいという方におすすめです。

耐熱仕様 防水性能 10ATM
重さ 53g 常時点灯

人気ブランドの高耐久モデル

老舗GPS関連機器メーカーのGarminより発売されているタフネスGPSスマートウォッチ。具体的な温度は未記載なものの、耐熱仕様であることを謳ったモデルです。

防水性能もトップクラスに高く、ダイバーズウォッチ並。本体は大柄ですが、アウトドアでの活動が多いなら画面も見やすく使いやすいでしょう。

耐熱仕様 防水性能 10ATM
重さ 52g 常時点灯

ソーラー充電にも対応した高耐久仕様ウォッチ

Garminのスマートウォッチの中でタフなシリーズと言えるInstinctに属する商品。Dual Powerはソーラー充電対応モデルの証で、頻繁な充電が不要なアウトドア向き仕様です。

タフな見た目通り、耐熱仕様のためサウナ向き。もちろん健康管理機能も充実していて、普通のスマートウォッチとしても活躍します。

耐熱仕様 防水性能 5ATM
重さ 15.95g(ストラップを含まず) 常時点灯

かつて人気だったサ活バンドの後継機

サウナ向けスマートバンドとして注目されたXiaomi Smart Bandシリーズの2025年モデル。耐熱仕様ではないものの、買いやすい値段と豊富な機能から高い人気を誇っています。

一般的なスマートウォッチよりも細身な画面で、睡眠時に付けていても邪魔に感じない点も魅力。サウナだけでなく、1日中身につけて自身の健康管理に活用するのがおすすめです。

耐熱仕様 防水性能 5ATM
重さ 約15g(ストラップを含まず) 常時点灯

格安なのに多機能で大画面

大手メーカーの人気シリーズの最新機種。本体材質がアルミ素材に変わり、傷に強くなりました。

耐熱仕様ではないため、サウナで使うなら熱から守る工夫が必要でしょう。スマートウォッチとしての機能は数倍高価な機種と比べても大差ないほど充実しており、入門機として誰にでもおすすめできます。

耐熱仕様 防水性能 2ATM
重さ 45g 常時点灯

格安ながら耐熱50度を謳いIP68も対応

耐熱50度ながら低価格で、サウナで使えるスマートウォッチを安く手に入れたいなら有力な選択肢となるでしょう。

大手メーカーの商品と同様に健康管理や運動記録機能も搭載。アプリの使いやすさや測定精度は一歩譲るものの、スマートウォッチがどんなものなのか試してみたい方に丁度良いとも言えるでしょう。

耐熱仕様 防水性能 1ATM
重さ 記載なし 常時点灯

スマートウォッチ最安級なのに70度の耐熱を謳う

新興ブランドの商品ですが、-40度から70度までの耐熱を謳う商品です。画面も大きく、時刻や通知の確認もしやすいでしょう。

一方で、防水は1ATMと非常に控えめ。汗程度であれば問題ないレベルと言えますが、付けたままシャワーを浴びたり水風呂に浸かったりするのは避けた方が良いでしょう。

サウナでスマートウォッチを着けるときの注意点

サウナ向けスマートウォッチの注意点
サウナでの使用は推奨されていない
スマートウォッチ着用禁止の施設もある

サウナでの使用は推奨されていない

サウナと桶とタオル
参照元: https://o-dan.net/ja/

残念ながら現在発売されているスマートウォッチの中に、サウナ室での使用を推奨している商品はありません。防水性能が高いスマートウォッチでも、サウナ室の熱に耐えられないからです。

繰り返しとなりますが、サウナ室でスマートウォッチを着ける場合は、故障する可能性もあると理解して自己責任で着用しましょう。また、スマートウォッチの上にタオルを巻いて入ると、直接熱が当たらないので壊れにくくなりますよ。

スマートウォッチ着用禁止の施設もある

STOP
参照元: https://www.amazon.co.jp/

施設によってはスマートウォッチの着用を禁止している場合があります。盗撮を疑われるときもあるので、施設側のルールはしっかり守って気持ち良くサウナに入りましょう。

まとめ

今回はサウナ向けスマートウォッチをご紹介しました。今はまだサウナ室での使用を推奨しているスマートウォッチはありませんが、サウナブームに伴って発売されるのを願っています。

また、スマートウォッチは用途次第で選択肢がかなり変わってきます。サウナ以外にも、運動、健康管理、ビジネスなど、使い方次第で付け替えるのもおすすめです。

スマートウォッチのおすすめ記事

タイプ別

デザイン別

機能別

本記事は販売元公式サイト、Amazon、楽天市場など販売店の売れ筋、口コミ、アンケート、価格情報、検証情報を参考とし、ECナビ比較が独自に順位付けを行っています。
本記事の内容やランキング順位はメーカーからの商品提供、広告出稿の有無に影響を受けることはありません。意図的なランキング操作を目的とした交渉は固くお断りしております。
本記事内の商品は各ECサイトが提供するAPIを使用し価格やリンクを自動生成しております。取得後に価格変動があった場合等、本記事と情報とは異なることがありますため、最新の商品価格・詳細情報については、販売店やメーカーをご確認ください。