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天体観測向け双眼鏡と望遠鏡の違い

冬の星空
参照元: https://www.photo-ac.com/

手軽なのは双眼鏡、高倍率で見るなら望遠鏡

天体観測向けの双眼鏡と望遠鏡は、本体サイズ、倍率の点で大きく異なります。双眼鏡は小型で持ち運びしやすく、セットアップも不要なため、手軽に天体観測をできるのがメリット。

双眼鏡は倍率が限られているため、大きな星雲や星団を観測するのに適しています。遠くの天体を詳細に見たいという場合は、高倍率な望遠鏡が良いでしょう。

天体観測向け双眼鏡の選び方

倍率は6〜8倍がブレずに明るく見える

双眼鏡を覗く女の子
参照元: https://www.photo-ac.com/

倍率は、双眼鏡でどのくらい拡大できるかを表します。高倍率な双眼鏡は遠くの星まで見えますが、暗くなったり、手ブレしやすくなったりするのは注意ポイント。手持ちで天体観測をするなら、6〜8倍の双眼鏡がおすすめです。

対物レンズの口径は40〜50mmがおすすめ

対物レンズの口径は、双眼鏡を覗いたときの明るさに影響します。口径が大きいほど夜空をキレイに見られますが、その分本体が重くなるのは気になるポイント。天体観測には、40〜50mm程度の口径が適しています。

見かけ視界は50〜60度が目安

見かけ視界は、双眼鏡を覗いたときに見える範囲を表します。安い双眼鏡の見かけ視界は50度前後が一般的ですが、60度以上の広視界タイプなら、星空を広く見渡せますよ。

本記事では見かけ視界75度以上のワイドアングルモデルも紹介するので、双眼鏡で満天の星を見たい方はぜひチェックしてください。

メガネユーザーはアイレリーフの長さをチェック

ロングアイレリーフの双眼鏡
参照元: https://www.amazon.co.jp/

アイレリーフとは、接眼レンズから目を離しても視野全体が欠けずに見られる距離を示します。メガネをかけて使用する場合は、アイレリーフが14mm以上の双眼鏡を選びましょう。

天体観測には防水機能付きがおすすめ

天体観測用に双眼鏡を選ぶなら、防水機能付きのモデルがおすすめです。突然の雨による双眼鏡の破損を防ぐほか、レンズの曇りを防止する効果もあります。

天体観測の知っておきたいポイント

双眼鏡で天体観測をするときのポイント
家の明かりや街灯が無い場所で、月明かりの少ない日が見やすい
見たい星を肉眼で見つけて、視線を固定したまま双眼鏡を構える
明るい星を見ながらピント調整を行う
長時間観測するなら椅子やレジャーシートがあると便利
10倍以上の高倍率な双眼鏡を使うなら三脚で固定する

天体観測向け双眼鏡のおすすめメーカー3選

Kenko(ケンコー)

Kenkoは、カメラレンズやレンズフィルター、双眼鏡などの光学製品を販売するメーカー。低倍率・広視野で天体観測に適した双眼鏡が6000円台から購入できます。初めて天体観測をしてみたい、という方にもおすすめです。

Vixen(ビクセン)

ビクセンは、主に天体観測用の望遠鏡、双眼鏡を製造する日本の光学機器メーカー。星空観察用の双眼鏡は視野が非常に広く、夜空に流れる天の川も視界に収められますよ。

Nikon(ニコン)

Nikonは、カメラや双眼鏡で有名な光学機器メーカー。コンサート、スポーツ、アウトドア、天体観測と、さまざまなシーンに適した双眼鏡を展開しています。18倍と高倍率なモデルもあるので、三脚に固定して使用したい方はチェックしてみてください。

天体観測向け双眼鏡のみんなの予算は?

おすすめアイテム比較表

商品名 リンク 最安価格 倍率 対物レンズ口径 見かけ視界 重量
1Kenko 双眼鏡 New Mirage 7×50 kenkoKenko 双眼鏡 New Mirage 7×50 6,828 7倍 50mm 47.6度 790g
2Vixen 星空観察用双眼鏡 SG2x40f VixenVixen 星空観察用双眼鏡 SG2x40f 15,400 2倍 40mm 44.3〜46.1度 270g
3Nikon 双眼鏡 アキュロンA211 8x42 NikonNikon 双眼鏡 アキュロンA211 8x42 13,327 8倍 42mm 58.4度 755g
4Vixen 双眼鏡 アスコット ZR8×42WP VixenVixen 双眼鏡 アスコット ZR8×42WP 22,178 8倍 42mm 65.6度 870g
5Kenko 双眼鏡 7x32 SG SWA WOP 131930 kenkoKenko 双眼鏡 7x32 SG SWA WOP 131930 20,712 7倍 32mm 79.0度 670g
6Vixen 双眼鏡 アスコット ZR7×50WP VixenVixen 双眼鏡 アスコット ZR7×50WP 23,418 7倍 50mm 44.8度 1010g

安い天体観測向け双眼鏡のおすすめ6選

倍率 7倍 対物レンズ口径 50mm
見かけ視界 47.6度 重量 790g

1万円以下の大口径モデルで初心者にもおすすめ

対物レンズの口径が50mmと広く、暗闇でも明るく鮮明な天体観測ができる双眼鏡です。また、17.8mmと長いアイレリーフで、メガネをかけたまま快適に使えるのも魅力のひとつ。

7000円以下で購入できるため、初めて天体観測をしてみたい方にもおすすめです。

倍率 2倍 対物レンズ口径 40mm
見かけ視界 44.3〜46.1度相当 重量 270g

星座や天の川の観察に最適な低倍率・広視野モデル

視界が非常に広く、大きな星座や天の川の観察にぴったりな星空用双眼鏡です。肉眼よりも星が明るく見えて、明るめの場所でも美しい夜空を堪能できます。

また、約270gと軽量で長時間使用しても腕が疲れません。ただし、倍率が2倍と小さいので、コンサートやスポーツ観戦にも併用したい方には不向きです。

倍率 8倍 対物レンズ口径 42mm
見かけ視界 58.4度 重量 755g

明るく広い視野を実現する高コスパモデル

倍率8倍、見かけ視界58.4度と、しっかり拡大しても広い視界を楽しめる双眼鏡。多層膜コーティングを施していて、明るく鮮明な視野を実現します。

高品質ながら価格は約13000円とリーズナブルで、コストパフォーマンスの高いアイテムを探している方におすすめです。

倍率 8倍 対物レンズ口径 42mm
見かけ視界 65.6度 重量 870g

雨にも負けない防水設計でアウトドアにぴったり

突然の大雨や水辺への落下でも故障しない、高い防水性能が特徴の双眼鏡。プリズムとレンズ全面を多層膜コーティングした「PFMコート」を採用し、クリアな像を映し出します。

また、見かけ視界が65度以上で、夜空を広く切り取れるのも人気のポイントです。

倍率 7倍 対物レンズ口径 32mm
見かけ視界 79.0度 重量 670g

見かけ視界79度!広がる星雲を楽しみたい方に最適

見かけ視界79度という、スーパーワイドアングルが特徴。大きい星座や広がる星雲を視界に収めて楽しめます。

ただし、広い画角を実現するためにアイレリーフが短くなっているため、メガネをかけて使用できないのは注意ポイントです。

倍率 7倍 対物レンズ口径 50mm
見かけ視界 44.8度 重量 1010g

明るくシャープに見えるポロプリズム式双眼鏡

クリアでシャープな視界を実現するポロプリズム式の双眼鏡。アイレリーフ17mmのハイアイポイント設計で、メガネをかけたままでも快適に使えます。

一方、口径が大きい分、本体が約1000gと重く、長時間手持ちで使用するのには向きません。

まとめ

今回は、安い天体観測向け双眼鏡の選び方と、おすすめ商品6選を紹介しました。天体観測をするなら、6〜8倍の倍率と、40〜50mmのレンズ口径に注目して選ぶのがポイントです。記事を参考にお気に入りの双眼鏡を見つけて、美しい星空を堪能してください!

また、2000円〜6000円台で購入できる「ライブ向け双眼鏡」のおすすめ商品も紹介しています。会場の広さに合った倍率の選び方も解説しているので、興味がある方はぜひこちらの記事もチェックしてください。

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