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藤田 ゆか 記事一覧

家電専門ライター/ECナビ比較 生活家電担当

一人暮らしを4年、二人暮らしを6年経験し、ライフステージに応じた家電選びを探求してきた専業ライター。掃除機やヒーター、エアコンなど生活家電を専門とし、これまでに比較検討した掃除機は100台を超える。自身の生活を通じて、購入した掃除機が重すぎて使いづらく買い替えた経験から「必要なのは多機能よりも、暮らしに寄り添う使いやすさ」であると痛感。以降は、ユーザー視点を大切にした検証を重ねている。

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一人暮らしに除湿機は必要?メリットを解説

カビや部屋干し臭の予防に効果的

部屋干しと除湿機
参照元: https://www.photo-ac.com/

ワンルームや1Kなど一人暮らし向けの部屋は、スペースや窓の数が限られているため湿気がこもりやすく、カビやニオイが発生しやすい環境です。除湿機で湿気を除去すると、梅雨の時期も快適に過ごせますよ。

また、アパートにベランダがない場合や防犯面から、洗濯物の部屋干しをする人も多いはず。除湿機を使うと洗濯物が早く乾くうえに、生乾き臭も防げます。

エアコンの除湿と除湿機の違い

除湿機はエアコン除湿より電気代が安い

除湿機の電気代は採用している除湿方式によって異なりますが、最も高くなりやすい「デシカント式」でも、エアコンの除湿機能より省エネです。

除湿機は工事不要で使える

大掛かりな工事が必要なエアコンと異なり、除湿機は工事不要で使えるのも特徴。エアコンを設置していない部屋や、脱衣場・廊下にも持ち運んで除湿を行えます。

除湿機は溜まった水の交換が必要

除湿機は、タンクに溜まった水を捨てる必要があります。放置するとカビやニオイの原因となるため、毎回使用後に排水しましょう。また、連続排水が可能なモデルなら手動で排水する手間を省けます。

おすすめ商品比較表

商品名 リンク 最安価格 ポイント 除湿方式 適した季節 適用畳数 タンク容量
アイリスオーヤマ 衣類乾燥除湿機 DCE-6515 アイリスオーヤマアイリスオーヤマ 衣類乾燥除湿機 DCE-6515 16,400 夏の湿気対策に!使いやすいシンプル設計 コンプレッサー式 夏・梅雨 木造7畳、鉄筋14畳 1.8L
CORONA 衣類乾燥除湿機 CD-P63A2 CORONACORONA 衣類乾燥除湿機 CD-P63A2 21,800 節約モードが選べて電気代がお得!手入れも簡単 コンプレッサー式 夏・梅雨 木造7畳、鉄筋14畳 3.5L
アイリスオーヤマ サーキュレーター衣類乾燥除湿機 IJD-I50 アイリスオーヤマアイリスオーヤマ サーキュレーター衣類乾燥除湿機 IJD-I50 18,100 サーキュレーターで部屋干しの衣類乾燥をサポート デシカント式 秋・冬 木造6畳、鉄筋13畳 2.5L
シャープ 衣類乾燥除湿機 CV-L71 シャープシャープ 衣類乾燥除湿機 CV-L71 24,631 プラズマクラスターで気になるニオイを脱臭・除菌 コンプレッサー式 夏・梅雨 木造8畳、鉄筋16畳 2.5L
アイリスオーヤマ 除湿機 IJC-J56 アイリスオーヤマアイリスオーヤマ 除湿機 IJC-J56 14,433 省スペースで設置できるコンパクトさが魅力 コンプレッサー式 夏・梅雨 木造6畳、鉄筋13畳 2L
日立 衣類乾燥除湿器 HJS-DR601 日立日立 衣類乾燥除湿器 HJS-DR601 17,980 暮らしをサポートする機能が充実! デシカント式 秋・冬 木造7畳、鉄筋14畳 2.5L

一人暮らし向け除湿機の選び方

除湿方式をチェック

ハイブリッド式除湿機
参照元: https://www.amazon.co.jp/

除湿方法には、電気代が安く梅雨の時期におすすめの「コンプレッサー式」、コンパクトで冬の結露対策に最適な「デシカント式」、2つの長所を兼ね備えた「ハイブリッド式」の3種類があります。表を参考にして、重視したいポイントをチェックしましょう。

項目 コンプレッサー式 デシカント式 ハイブリッド式
除湿方式 冷却による結露 ヒーター・乾燥剤 両方式を自動で切り替え
除湿能力(夏)
除湿能力(冬)
電気代の安さ 安い 高い 中間
運転音の静かさ 機種による 静か 機種による
本体価格の安さ 低価格 中価格 高価格
おすすめの季節 春・夏 秋・冬 オールシーズン

部屋の建材と広さに合わせて適用畳数をチェック

リビングルーム
参照元: https://o-dan.net/ja/

除湿機の除湿能力は、建材や部屋の広さによって異なります。家が木造か鉄筋かによって、除湿できる面積は約2倍変わるので気をつけましょう。例えば、鉄筋なら16畳除湿できるモデルの場合、木造では8畳までの対応になります。

運転音が40dB以下なら就寝中も使いやすい

寝ている赤ちゃん
参照元: https://unsplash.com/

一人暮らしの場合、リビングと寝室が同じという間取りも少なくありません。就寝中にも除湿機を稼働したい人は、音の静かなモデルを選びましょう。

除湿機の運転音は「dB(デシベル)」で表記されています。静かな図書館と同じくらいの騒音レベルを示す40dBを目安に選ぶと、生活空間に置いても音が気になりません。

タンク容量が大きいと水を捨てる回数を減らせる

除湿機のタンク
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除湿した水分を溜めるタンクの容量が大きいと、水を捨てる頻度が少なくなり手間を省けます。コンプレッサー式やハイブリッド式はタンク容量が大きい傾向にあるので、部屋干ししたい人や長時間使いたい人におすすめです。

丸洗いできるフィルターが便利

除湿機のフィルター
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除湿機の中には、部屋のニオイを軽減し、カビやウイルスを抑制する空気清浄機能を搭載したモデルもあります。定期的なフィルター掃除が必要で、フィルターを取り外せるタイプなら丸洗いできてお手入れが簡単です。

便利な機能をチェック

除湿機の操作パネル
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除湿機には、幅広い用途で使える機能や、お手入れをサポートする機能があります。機能が多いほど価格も高くなるので、自分に必要なものをチェックしましょう。

機能 説明
衣類乾燥機能 洗濯物が乾きにくい梅雨の時期や冬に活躍
内部乾燥機能 カビや水垢の発生を抑えて清潔に保つ
消臭機能 生乾き臭やペット、タバコの臭いを消臭

一人暮らし向け除湿機のおすすめメーカー3選

アイリスオーヤマ

アイリスオーヤマは、電化製品や家具など幅広い商品を取り扱うメーカー。アイリスオーヤマの除湿機は、1万円台で購入できるリーズナブルな商品が豊富。部屋干しに便利なサーキュレータ付きや、寝室向けの静音モデルも揃っています。

日立

日立は、日本を代表する電機メーカー。日立の除湿機は、風向きの調整や除湿モードの変更、消臭機能など、状況に合わせて使い方を変えられるのが特徴です。多機能ながら価格は1万円台と安価で、一人暮らしの人も選びやすいアイテムを展開しています。

CORONA

CORONAは、暖房器具や住宅設備機器を扱うメーカー。コロナの除湿機は4つのシリーズに分かれており、すべてコンプレッサー式です。衣類をしっかり乾かせるWルーバー搭載モデルや、省スペースで設置できるコンパクトなモデルなど、用途に応じて選べます。

一人暮らし向け除湿機のおすすめ6選

除湿方式 コンプレッサー式 適した季節 夏・梅雨
適用畳数 木造7畳、鉄筋14畳 タンク容量 1.8L

夏の湿気対策に!使いやすいシンプル設計

梅雨から夏の季節に活躍するコンプレッサー式の除湿機。湿度は40%・50%・60%の3段階から選べます。

また、2・4・8時間の切タイマーを搭載していて、つけっぱなしを防止。電気代は1時間あたり約5円と安く、気軽に使えます。

必要な機能が揃って価格は1万円台と、コストパフォーマンスの高いアイテムです。

除湿方式 コンプレッサー式 適した季節 夏・梅雨
適用畳数 木造7畳、鉄筋14畳 タンク容量 3.5L

節約モードが選べて電気代がお得!手入れも簡単

電気代を抑える節約モードが特徴の衣類除湿機。コンプレッサー式の中ではタンク容量が約3.5Lと大きく、排水の手間が少ないのも魅力です。

また、10年交換不要のフィルターを搭載しており、ウイルスの抑制や除菌、消臭もできます。一方、運転音は大きめなので寝室での使用には不向きです。

除湿方式 デシカント式 適した季節 秋・冬
適用畳数 木造6畳、鉄筋13畳 タンク容量 2.5L

サーキュレーターで部屋干しの衣類乾燥をサポート

秋〜冬の時期に適したデシカント式の除湿機。上下左右に首を振るサーキュレーターが搭載されていて、部屋干しの乾燥をサポートします。

また、運転音は約29dBととても静かで、睡眠の邪魔になりません。一人暮らしの部屋にぴったりなモデルです。

除湿方式 コンプレッサー式 適した季節 夏・梅雨
適用畳数 木造8畳、鉄筋16畳 タンク容量 2.5L

プラズマクラスターで気になるニオイを脱臭・除菌

独自技術の「プラズマクラスター7000」が搭載されたコンプレッサー式除湿機。洗濯物の生乾き臭やタバコのニオイを消臭でき、スーツや制服など洗いにくい衣類も手軽にケアできます。

除湿だけでなく脱臭機能にもこだわりたい方はぜひチェックしてください。

除湿方式 コンプレッサー式 適した季節 夏・梅雨
適用畳数 木造6畳、鉄筋13畳 タンク容量 2L

省スペースで設置できるコンパクトさが魅力

コンプレッサー式を採用した除湿機です。縦幅23cm×横幅25cmとコンパクトで、省スペースで設置できるのが一人暮らしに嬉しいポイント。

また、湿度は40%・50%・60%から好みに合わせて選択可能。1日あたりの除湿量は約5.6Lで、コンパクトながらしっかり湿気を取り除きます。

除湿方式 デシカント式 適した季節 秋・冬
適用畳数 木造7畳、鉄筋14畳 タンク容量 2.5L

暮らしをサポートする機能が充実!

結露対策に最適なデシカント式の除湿機。コンパクトなサイズで、一人暮らしのワンルームにも設置しやすいです。

また、洗濯物を干しているときに便利な「ワイド乾燥」と「集中乾燥」も注目ポイント。洗濯物の量に合わせて風向きと範囲を選び、効率的に乾かせます。

さらに、就寝時の運転に便利な「静音モード」や、部屋のニオイを低減する「脱臭機能」も搭載していて、1台で快適な環境を作れます。

一人暮らし向け除湿機の電気代&節電方法をチェック

電気代のイメージ
参照元: https://www.photo-ac.com/

除湿方式ごとの電気代をチェック

除湿機は、除湿方式によって電気代が異なります。コンプレッサー式は省エネな製品が多く、デシカント式は冬の除湿に強いですが電力消費が高め。

1日6時間×1ヶ月間使用した場合の電気代は、コンプレッサー式が約1000円、デシカント式が2000〜3000円程度です。

除湿方式 消費電力の目安 1時間あたりの電気代
コンプレッサー式 150〜180W 約4.6〜5.5円
デシカント式 400〜600W 約12.4〜18.6円

電気代の計算方法
電気代=消費電力(W)÷1000×使用時間(h)×1kWhあたりの料金単価
※電気料金単価は全国平均の31円/kWhで計算

電気代を節約するコツ

電気価格が高騰している昨今、除湿機もできるだけ電気代を抑えて使いたいですよね。ムダを減らして効率的に使うコツを紹介します。

部屋の中央や空気の流れがある場所に設置する
「弱モード」や「エコモード」を使い分ける
除湿中は部屋をしっかり閉め切る
湿度が高くなる朝方や雨の日だけ使う
月に1回程度フィルターを掃除する
部屋干しは一度にまとめて乾かす

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