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調査背景

近年の猛暑や電気代の高騰は、多くの家庭にとって夏の大きな課題となっています。特に寝苦しい熱帯夜においては、快適な睡眠と電気代の節約という二つの目標をどう両立させるかが重要です。

そこで「ECナビ比較」は、消費者が実際にどのような暑さ対策を行い、何に悩み、そして何を重視しているのか、その実態を明らかにするために本調査を実施しました。この調査を通じて、消費者がより快適で経済的な夏を過ごすためのヒントを提供することを目指します。

調査サマリー

  • 熱帯夜の主な暑さ対策は、「扇風機を効果的に使う」(65.7%)が最多
  • 暑さ対策で最も重視する点は、「しっかり涼しく眠れること」(41.0%)が「電気代」(26.7%)を上回る
  • 現在の対策による節電効果は、「実感していない」派(46.0%)が「実感している」派(40.7%)を上回る
  • 節電対策の最大の悩みは、「電気代があまり安くならない」(40.7%)が突出
  • 情報源は「テレビ番組」(39.7%)がトップ、次いで「インターネットの記事」(30.0%)
  • 最も節電効果を実感する対策は、「扇風機の利用」(50.3%)が過半数
  • 今後試したい対策も「扇風機の利用」(34.0%)が最多だが、約4分の1は「特にない」(25.3%)と回答
  • 節電のための暑さ対策に、約3分の2(64.0%)が何らかの「ストレスを感じる」
  • 行政や企業に期待する支援は、「省エネ家電購入の補助金拡充」(27.7%)などを抑え、「特に期待しない」(31.3%)が最多

調査概要

調査方法 Webアンケート調査
調査対象 全国の20〜60代の男女
有効回答数 300件
調査実施期間 2025年6月24日〜2025年6月30日

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熱帯夜の主な暑さ対策について聞いたところ、「扇風機を効果的に使う」(65.7%)が最も多く、約3分の2の人が実践していることがわかりました。次いで「窓を開けて風を通す」(33.7%)、「寝る前に部屋を少し冷やす」(22.3%)と続きます。多くの人がエアコンだけに頼るのではなく、複数の方法を組み合わせて工夫している様子がうかがえます。

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熱帯夜の暑さ対策で最も重視する点について聞いたところ、「しっかり涼しく眠れること」(41.0%)が最も多く、次いで「電気代を低く抑えられること」(26.7%)という結果になりました。多くの人が、節約よりもまず快適な睡眠環境の確保を優先していることがわかります。

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現在の暑さ対策による電気代の節約効果を実感しているか聞いたところ、「あまり実感していない」(36.3%)が最も多い回答でした。「全く実感していない」(9.7%)と合わせると、実感していない層は46.0%にのぼり、実感している層(「非常に実感している」5.7%+「ある程度実感している」35.0%=40.7%)を上回りました。

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電気代を抑える暑さ対策での最大の悩みについて聞いたところ、「電気代があまり安くならない」(40.7%)が最多となりました。節電を意識しても、期待するほどのコスト削減に繋がっていないと感じる人が多いようです。一方で、「工夫しても十分に涼しくない」(18.3%)と「特に悩みはない」(18.3%)が同率で続いています。

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夏の電気代を抑える暑さ対策の情報源について聞いたところ、「テレビ番組」(39.7%)が最も多く、依然としてマスメディアが強い影響力を持つことが示されました。次いで「インターネットの記事」(30.0%)が多く、Webメディアも主要な情報源となっています。また、「特に情報収集しない」と回答した人も29.3%おり、約3割の人は能動的な情報収集を行っていないことがわかります。

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実践中の暑さ対策で最も電気代節約に効果的だと思うものを聞いたところ、「扇風機の利用」(50.3%)が過半数を占め、圧倒的多数の支持を得ました。次いで「エアコン設定温度を高めにする」(24.3%)、「サーキュレーターの利用」(18.0%)と続き、空気の流れをコントロールすることが効果的な節電に繋がると考えられています。

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今後試したい電気代節約になる暑さ対策について聞いたところ、ここでも「扇風機の利用」(34.0%)が最多となり、その関心の高さがうかがえます。次いで「冷却グッズの利用」(20.3%)が続き、新たなアイテムへの興味も見られます。しかし、「特にない」(25.3%)と回答した人が約4分の1を占め、現状の対策で十分と考えるか、新たな対策の導入に消極的な層も一定数存在することがわかりました。

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エアコンの設定温度を1度上げると電気代はどの程度変わると思うか聞いたところ、「少しは節約できると思う」(41.7%)が最も多く、次いで「ある程度節約できると思う」(27.7%)と続きました。合計で約7割の人が節電効果を認識しているものの、その効果は大きいものではないと捉えている人が多いようです。

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夏の夜、電気代を抑えるための暑さ対策にストレスを感じるか聞いたところ、「ある程度ストレスを感じる」(47.3%)が最も多く、「非常にストレスを感じる」(16.7%)と合わせると、全体の約3分の2の人が何らかのストレスを抱えていることが明らかになりました。「快適さ」と「節約」を両立させることの難しさが浮き彫りとなっています。

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夏の電気代高騰対策として行政や企業に期待する支援について聞いたところ、最も多かったのは「特に期待しない」(31.3%)という結果でした。支援策として期待する声では、「省エネ家電購入の補助金拡充」(27.7%)や「家庭に合う電気料金プランの提案」(24.3%)が上位に入り、実利的なサポートへのニーズが高いことが示されました。

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