調査背景
気温と湿度が上昇する季節、多くの人々にとって「汗染み」は避けられない悩みとなります。汗染みは見た目の問題だけでなく、臭いや周囲の目線など、心理的なストレスにも繋がりかねません。また、市場には様々な対策グッズが存在しますが、消費者が実際にどのような悩みを抱え、どのような対策を求めているのか、その実態は多様です。そこで「ECナビ比較」は、汗染みに関するリアルな悩みと対策の実態を明らかにし、消費者がより快適に夏を過ごすためのヒントを提供することを目指して本調査を実施しました。
調査サマリー
- 汗染みが気になる体の部位は「ワキ」(73.7%)が突出して最多
- 汗染みが最も気になる服の色は「グレーの衣類」(43.3%)が圧倒的
- 汗染みによる一番の悩みは、見た目よりも「汗の臭いが気になる」(30.7%)
- 主な対策は「制汗剤を使う」(43.0%)が最多も、約3割は「特に対策はしていない」(27.7%)
- 機能性インナーに求める最重要点は「速乾性が高くサラサラしていること」(22.0%)
- 現在の対策への最大の不満は「対策しても汗染みができてしまう」(17.3%)こと
- 汗染みが原因で諦めたことは「着てみたい服を着ること」(21.3%)が最多
- 最も欲しい対策グッズは「一日中効果が持続する制汗剤」(40.3%)
- 機能性向上のためなら「衣類のデザインが多少シンプルになること」(33.0%)が最も許容できる
調査概要
調査方法 | Webアンケート調査 |
調査対象 | 汗染みを気にしたことがある全国の20〜50代男女 |
有効回答数 | 300件 |
調査実施期間 | 2025年6月24日〜2025年6月30日 |
汗染みを気にする体の部位について聞いたところ、「ワキ」が73.7%と突出し、4人に3人が気にしていることがわかりました。次いで「背中」(38.3%)、「首まわり」(34.3%)と続き、上半身に悩みが集中している傾向が見られます。
どのような色の衣類で汗染みが最も気になるか聞いたところ、「グレーの衣類」が43.3%で圧倒的多数を占めました。次いで「特にどの色でも気になる」が20.7%、「白い衣類」が18.0%と続き、特定の色だけでなく、常に汗染みを意識している層も一定数いることが明らかになりました。
汗染みを意識する場面について聞いたところ、「電車やバスでの移動中」(36.0%)が最も多く、公共の場での他人の視線が気になる状況が挙げられました。次いで「人と対面で話している時」(28.3%)と「特に場面は問わず常に意識する」(28.0%)がほぼ同率で続き、日常的なコミュニケーションや特定のシチュエーションに限らず、常に悩んでいる人も多いことがうかがえます。
汗染みによって生じる一番の悩みについて聞いたところ、「汗の臭いが気になる」が30.7%で最も多い回答でした。次いで「周りの目が気になる」(18.0%)、「服の見た目が悪くなる」(17.3%)となっており、染みの見た目そのものよりも、そこから派生する臭いや他者からの評価といった二次的な問題をより深刻に捉えていることがわかります。
現在行っている主な汗染み対策について聞いたところ、「制汗剤を使う」(43.0%)が最も一般的な対策として挙げられました。しかし、「特に対策はしていない」と回答した人も27.7%おり、約3人に1人は特別な対策を講じていない実態も明らかになりました。「こまめに汗を拭く」(27.3%)、「汗が目立たない色の服を選ぶ」(23.0%)といった手軽な自己対策も多く見られます。
汗染み対策機能があるインナーを選ぶ際に最も重視する点について聞いたところ、「速乾性が高くサラサラしていること」(22.0%)が最多となり、汗をかいた後の快適性が最も求められていることがわかりました。次いで「汗をしっかり吸収すること」(16.7%)が続き、汗を処理する性能への関心が高いことが示されています。
現在の汗染み対策で最も解決できていない悩みを聞いたところ、「対策しても汗染みができてしまう」(17.3%)が最も多く、対策効果への不満が浮き彫りになりました。次いで「対策をすること自体が面倒だ」(16.3%)、「制汗剤の効果が長続きしない」(15.7%)と続き、対策の利便性や持続性にも課題を感じている人が多いようです。
汗染みを気にするあまり諦めたりためらったりしたことを聞いたところ、「着てみたい服を着ること」(21.3%)と「好きな色の服を着ること」(21.0%)が上位を占め、ファッション面での制約を強く感じている人が多いことがわかりました。一方で、「特にない」という回答も34.3%で最多となっており、約3分の1は汗染みが原因で行動を制限された経験はないと答えています。
「こんな汗染み対策グッズがあればいいのに」と思うものについて聞いたところ、「一日中効果が持続する制汗剤」(40.3%)と「着ていることを忘れるほど快適な機能性インナー」(34.7%)に多くの回答が集まりました。既存製品の「効果の持続性」と「快適性」を劇的に向上させた製品への強いニーズがうかがえます。
汗染み対策の機能性を高めるためなら最も許容できることを聞いたところ、「衣類のデザインが多少シンプルになること」(33.0%)が最多の回答でした。次いで「価格が少し高くなること」(23.0%)も多く、より高い機能のためであれば、デザインや価格面である程度の譲歩は許容できるという消費者の姿勢が見て取れます。
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